依頼先の選び方

依頼先の選び方

Q1.家を建てたいと思ったら、何から始めたらいい?

A.「将来設計の検討」「理想の家の検討」「優先順位づけ」という3つのワードは重要です。

どんなきっかけで家を建てたいと思っていても、必ず家族での話し合いから始めることがおすすめです。なにより、家族での意見の統一というのが何よりも重要です。まず一つ目は、10年後、20年後を踏まえた将来設計についての話し合い。将来の転勤の可能性や、子供の教育のこと、親の介護や将来同居するかどうか、などなど。その将来像が明確になればなるほど、場合によっては今すぐ家を建てない方がいい、という結論になる可能性もあります。そして次は、理想の家のイメージについての検討です。庭が広い家に住みたい、であったり、広いリビングが欲しい、であったり、木のぬくもりを感じることができる家に住みたい、などなど。家族みんなの住みたい家はどんな家なのかというイメージを固めていくことが大切です。最後に、イメージした理想の家の優先順位付けです。これだけは絶対に譲れない、という部分や、ここは最悪妥協しよう、という部分を一つ一つ考えてみてください。そうすることでだんだんどんな家にしたいのかという具体的イメージと、家に求める目的が見えてきます。この3つをやっているかどうかで、実際に家づくりにかかる期間も費用も出来も変わってきます。

 

Q2.何社回って、何社から見積を取ればいいの?

A.ハウスメーカー・工務店・フランチャイズチェーン・建築事務所の中から「業態」を一つに絞り、その上で「2~3社」と話しをするというのがオススメです。

1社としか話しをしないという方もいますが、あまりお勧めできません。契約時は相思相愛でも、長い家づくりの途中でトラブルが起きたとき、他社と比較検討していないと「本当にこの会社でよかったのだろうか?」という迷いが生まれることがあるからです。じっくり住宅会社と打合せし、よい提案を受け、納得いくまで比較検討するためには、ハウスメーカー・工務店・フランチャイズチェーン・建築事務所の中から「業態」を一つに絞り、その上で「2~3社」と話しをするいう方法です。では、2社にするのか3社にするのか?実は、その1社の違いが大きな違いになります。要望や判断基準がはっきりしていたり、時間に余裕が無い場合は2社でも良いでしょうが、実際には2者択一だと意外と判断しにくいモノです。ですので3社から提案を受けることをお勧めします。また、提案を受ける住宅会社を選ぶ際は、どのような点を重視するのかハッキリ意識すると自分に合った住宅会社が見つけやすいです。

 

Q3.建築会社の業態と特徴は?

A.業態は、工務店、メーカー、フランチャイズチェーン、設計事務所の4者。時間や手間、資金、こだわりの何を優先するかにより選定先が変わってきます。

家づくりをする上での、最大のポイントは業者の選定になります。特に工務店にするか、ハウスメーカーにするかは悩まれるところだと思いますし、両者のメリットを兼ね備えたフランチャイズチェーンや、デザイン重視の方などは建築事務所でするという選択肢もあります。この4つの業者との家づくりは、明瞭に形態化できます。そのキーワードは、時間、資金、こだわりの3つです。時間とは、打合せにかけられる時間や手間のことであり、資金とは建築にかけられる費用のことであり、こだわりとは家づくりにどれだけこだわりを持っているかということです。単純にいえば、3つのキーワードのうち時間や手間を優先したい人は、ハウスメーカーで、資金を優先したい人は工務店で、時間、手間、資金のバランスを良くとっているのはフランチャイズチェーン、家づくりにこだわりを持ちたいことを優先したい人は建築家を選択すれば、ある程度は業者選定の方向性が決まってきます。

 

Q4.マンションと戸建てどっちがいい?

A.やはり自由さ、という点では戸建ての方が優れています。

マンションの場合、何と言っても防犯の面でのメリットは大きいでしょう。それも高層階になればなるほど、窓からの侵入は難しくなりますので、泥棒などからは狙われにくくなります。そして、これは平屋の場合でも同じですが、やはりワンフロアですので掃除が楽、というところもメリットに挙がるでしょう。反対にデメリットとしては、まず「庭が無い」ということ。特に、小さい子供がいる家庭にとっては、自由に走り回れる庭があるかないか、というのは大きな違いでしょう。そして、小さい子供がいる場合に特に問題になるのが、音の問題です。最近は防音設備が整ってきたとはいえ、マンションの場合はやはり階下に音が響きます。そのため、階下との人間関係でストレスが溜まってしまうこともあるかと思います。そして、管理費やメンテナンス費、駐車場代などを踏まえたランニングコストは、マンションの方が高くなることが多いです。戸建ての方が維持費用は多くかかる、と思われている方も多いですが、実際はマンションの方がランニングコストはかかる、ということも気を付けておいてください。

 

Q5.建売と注文住宅どっちがいい?

A.メリット、デメリットを考えると注文住宅で家を作っていくことをオススメします。

建売のメリットとしては、完成した物件を見て決めることができる、ということです。そのため、家を探し始めてから住むまでの期間は、注文住宅に比べて圧倒的に早いでしょう。また、価格的にも同じ面積の家であれば、注文住宅で家を建てるよりも安くなる場合が多いです。資金的にも極力安く、そして一刻も早く新居に引っ越しをしたい、という方には建売の方が向いていると言えるでしょう。しかし、建売のデメリットとしてはやはり何よりも自分のこだわりを詰め込むことができないということと、建築中の施工が見えないということです。建売の場合、既に家は完成している場合が多いため、不満に感じる部分があったとしても我慢するしかありません。また、建築中の工事が見えないため、設計通りの工事が出来ているか目で確かめる事ができません。最悪の場合、欠陥住宅の可能性があります。家づくりは人生の中で何回も体験できないものですから、やはり注文住宅をおすすめいたします。

 

Q6.リフォームと建替えどっちがいい?

A.同じ金額をかけるなら建替えです。

どちらにするかを決めるためのポイントとして、家の築年数というポイントがあります。家が建てられた年によっては、今と全く建築基準が異なっていて、「耐震基準を全く満たしていない」、「今の基準で家を建てると床面積が小さくなる」、「防火性能を満たしていない」場合などがあります。また、リフォームと建て替えのどちらにするかのポイントとして、家の耐久性というポイントもあります。家の躯体が痛んでいる状態でリフォームだけをしてしまっても将来的に危険な家へとなってしまいます。家の耐久性自体に問題が無ければリフォームという選択肢をとっても問題ないですが、もし問題があるようですと建替えという選択肢を取る必要があります。アイフルホームはリフォームのご相談も承っております。

 

Q7.業者の見極め方を教えてください

A.お客様の思い描く家を建ててくれる会社を選ぶことです。

お客様の思い描く家を建ててくれる会社を選ぶことが一番です。またつくり手側の「つくる」という姿勢も大事です。「つくる」姿勢のない相手とつくるものは、ちぐはぐなものになってしまいます。営業マンも同様です。お施主様と共に考え、アドバイスをすることで獲得される信頼感こそがよいものづくりには欠かせません。人がものを生みだすわけですから、最終的には人となりが形に表れます。施工事例や現場見学に触れることで、その人柄や雰囲気を感じ取ることができます。家づくりの依頼先探しには、こうした人柄を含め総合的に判断することをおすすめいたします。

 

Q8.ハウスメーカーの特徴って?

A.会社の規模・品質・アフター・保証が安定しています。

ハウスメーカーの長所としては、やはりまずは会社の規模です。ブランド力があり、安心感があるといえます。そして、モデルハウスや自社のカタログが多くありますので、家づくりのイメージがつかみやすいです。他にも、住宅ローンについてや引っ越しについてなど、家づくりをトータルでサポートしてくれます。品質が安定している、ということも大きなメリットです。そして、アフターメンテナンスや保証など、付加価値サービスが充実している、ということが挙げられます。デメリットとしては、基本的に住宅を商品化していますので、間取りや仕様などが既に決まっていたり、標準仕様とオプション仕様が分かれており、オプション仕様を選ぶと費用が割高になってしまうことがあります。また、総合展示場にモデルハウスを構える事で、宣伝費が過大にかかっており、それが価格に反映されているということが実情です。

 

Q9.ハウスメーカーの工事は安心できる?

 A.ほとんどのハウスメーカーでは、施工自体は下請けです。自社からは現場監督を派遣するが、現場監督も技術のばらつきが大きいです。

多くのハウスメーカーは自社内に施工部隊を持っていない為、施工自体はほとんどが下請けになります。そして、下請けとして受ける会社には当然、施工技術レベルが高い会社もあれば、低い会社もあり、施工レベルは統一されていない、と言うのが現状です。もちろん、現場には監督を派遣しますが、現場監督も技術のばらつきがあります。現場監理も複数の現場を抱えていることで1件1件に対する監理の集中力、思い入れという部分は弱くなってしまいます。ハウスメーカーだからといって、実際に家を建てるのも、工事を監理するのも、一人の人間になります。だからこそ、誰が工事を行うのか、そして誰が工事を監理するのか、ということにまで意識を向けることが大切です。アイフルホームの場合は地場工務店が加盟している為、協力業者が直接工事を担当します。そして、自社社員が約200項目にわたるアイフルホーム独自の厳しい基準を元にチェックしています。

 

Q10.工務店の特徴って?

A.設計から施工、監理、アフターサービスまで一貫して請け負います。また、会社により技術力に差があります。

工務店は数多くあります。そのため、知り合いの方からおすすめの工務店を紹介される、ということもあると思います。そんな工務店のいいところとしては、やはり責任の所在が明らかになる、というところです。家づくりの設計から施工、監理、アフターサービスまで一貫して契約した工務店が請け負ってくれますので、何かあった場合にもすぐ対応してもらいやすくなります。近場に工務店があるということは、すぐかけつけてもらいやすいという安心感もあります。工務店によって技術力に大きな差がある、ということも特徴ですので、お願いしようとしている工務店はどのようなことが得意でどのようなことができないのか、ということは把握しておく必要があります。営業範囲が狭い工務店にとっては地場地域の評判というのが生命線になってきますので、一件一件の契約に対する対応というのはハウスメーカーなどよりも親身な対応をしてくれる場合が多いです。そのため、やはり顧客満足度が高いというのが工務店の特徴です。

 

Q11.業者選びは価格だけで判断しないほうがいいの?

 A.価格が最優先なら構いませんが、何を実現したいかによって選ぶ基準も変わってきます。

万が一価格だけで選んだ場合は、業者によっては価格を下げるために「極端に安い材料を使っている場合」「人工賃が安い職人や現場監督が施工・監理を行っている」ことがあります。しかし、それでは安かろう悪かろうになってしまいがちです。価格を安く抑えるということ自体は大事なことですが、価格だけを重視しすぎて大事な部分を見落とすことがないよう注意が必要です。家は建てて終わりではないので、業者選びは品質・価格・保証の3つのバランスを比べて選ばれるのが良いと思います。

 

Q12.輸入住宅ってどうなの?

A.輸入住宅は当然のことですが資材を輸入してきますので、家の価格が日本の住宅に比べて高くなってしまいます。

 輸入住宅とは海外の設計思想による住宅を資材別もしくはパッケージで輸入して、国内で建築する住宅のことを指します。輸入先は主にカナダやスウェーデンなどの北欧・北米を指します。主な輸入先が北欧・北米ですので輸入住宅の特徴としては、デザインだけでなく高い断熱性能が挙げられていて、デザインよりも高い断熱性能に惹かれて輸入住宅を選ぶという方も増えてきているようです。しかし輸入住宅において注意すべき点が、換気・価格・不具合時の3点です。まず換気についてですが断熱性能が高いということは、逆に言えばしっかりとした換気設備が必要であり、設備に思わぬ費用がかかった、ということもあります。そして輸入住宅は、当然のことですが資材を輸入してきますので、日本の住宅に比べて高額です。また不具合が発生した場合に、修理するための資材を取り寄せる時間や費用も余分にかかってきます。

Q&A|よくある質問コーナー(Q&A)

ページトップへ