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北店店長
鎌田幸一
H20.11

 −蠢く怪奇現象−


 「金田一先生、いまごろ何処で何をしているのかしら…。」

 「まったく、あれっきり音沙汰もないなんて、留守を預かったこっちの身にもなってよ!」

 早乙女さんちのガーデンで、いつものおばさんと二人、お茶を楽しんでいる。

 金田一が突然姿を消してから半年。金田一の噂を聞きつけた全国のユーザーからの問合せが殺到し、その解決へと飛び回ってるらしい。

 「風の便りでは、いろんな難問も解決しているって話しよ。」

 「まっ、こっちも特に困ったことはなし!居ても居なくても関係ないけどね!」

 早乙女の気持ちもいざ知らず、笑いとばすいつものおばさん。と、その時、おばさんの携帯が鳴った。

 「はい!どうしたの一恵?」

 「ちょっと!あんたの知合いの金田さんだっけ?いる?助けてほしいのよーっ」

 友人の一恵の緊迫した声だ!

 聞けば、キッチンの排水口から何かが蠢く音が聞こえるとのこと。

 「これって何?何かいるのよー!」

 排水口に蠢く怪奇現象…。

 これはいったい何なのか。

 しかし、金田一先生はいない…。

 どうしよう…。

 「わかった。今から行くわ!」

 現場にはすでに、建築会社の方々が集まっていた。

 早乙女さんが全員のアリバイをチェックし、怪しいものはなし。

 「これが問題のキッチンね!」(金田一先生だったらこれからどうするんだろう…)

 と、その時、(その症状が起きる前、何か変わったことはなかったか?違和感がなかったか?それが捜査の基本だ!)

 金田一先生の声が聞こえた。

 「ねえ一恵、音がする前に、何か変わったことしなかった?違和感なかった?」

 「変わったことなんてなかったと思う。いつものように排水口を洗っただけだったし…。あっ、あの日は奥のカバーを初めて洗ったことかな〜。」

 「奥のカバー?」

 急いで排水口を開け、奥の部材へと目をやった瞬間、「みなさん、謎は解けました!」

 全員
 「ええ〜っ」

 「犯人は排水ストレナーの防臭カップです。」


 
   全員
 「防臭カップ?」

 「そうです。きれい好きな一恵は、初めてアミ皿の奥の排水ストレナーを掃除したんです。その時、防臭カップを右に回して固定することを知らず、このままここに置いてしまったのです。固定されていないカップは、水が流される毎に動き回り、ゴボゴボ音を出していたんです。」

 全員
 「納得!」

 「おばさん!すご〜い!」

 早乙女さんの感激の声もいざ知らず、いつものおばさんは気を失っていた。

 よほどの緊張だったのであろう。
 その後、友人の一恵さんのキッチンから、蠢く音が消えたという。

 〈数日後…早乙女さんちのガーデン〉
 「でも、よく解決できましたよねー?」
 「ええ〜まあ〜ね…。」
 (半年前に、金田一先生に同じことを相談していたなんて、今更言えないし…)

 教訓…防臭器、洗うんだったら 換気して

 金田一先生!早く帰ってきてー!
 
〜清原 和博の野球人生 前編〜
北店営業
塚本勇樹H20.11
甲子園史上最強のチームを作ることになる、清原と桑田が1983年PL学園に入学。

1枚目のピースは、桑田との出会いだった。
一年生から、それぞれエースと4番でチームを牽引していった。清原は中学校まで投手だったが、桑田を見るやいなや「こいつにはピッチャーで勝てないな」と思い、桑田も清原が「僕の中では世界一のバッター」と言っている。
甲子園で優勝2回、準優勝2回、甲子園通算13本塁打(甲子園記録)をひっさげいざプロ野球へ。

2枚目のピースは、運命のドラフト。
6球団で抽選をおこなう中に、王監督(巨人)の姿はなかった。巨人に指名されたのは、僚友・桑田。早稲田大入りが確実視されていた桑田を巨人は、単独指名したのだ。清原と桑田、王監督に巨人…色々な思いを重ね2人はプロの道へ入っていく。
清原は一年目から暴れた。プロ一年目で常勝・西武の4番に座り31本塁打(新人タイ記録)を打ち、文句なく新人王に輝いた。そして2年目…。

3枚目のピースは、涙の優勝。
1987年、巨人との日本シリーズ。西武が優勝に王手をかけていた第6戦の9回表、試合は一時中断した。二塁手の辻、そしてカメラが一塁ヘ寄っていった。
清原が泣いていた。その涙は、雪辱の涙だったのか歓喜の涙だったのか。

4枚目のピースは、死球との戦い。
強打者ゆえ内角の厳しいコースを投手はついてくる。
特に清原は外角をライトスタンドへもっていく技術が高かったので一層内角攻めは避けられなかった。通算死球196個(ダントツのプロ野球記録)。1989年、ロッテの平沼投手の死球に怒りバットを投げつけ飛びげりし退場。
意外かもしれないが清原の退場は、この1回きりなのだ。
運命のドラフトから2年。初対決はオールスターの舞台だった。

5枚目のピースは清原対桑田。
清原は大舞台にはめっぽう強かった。そして入団2年目に2人は初めてマウンドとバッターボックスで向き合った。結果は見事なホームランで清原が勝った。圧巻だったのが1994年の日本シリーズ。桑田から3発スタンドへはこんだ。しかし、ほぼ直球勝負にでた桑田も男らしく思えた。
勝負とは裏腹に、打つ・投げるの単純な勝負を2人は楽しんでいたかのようにも見えた。……つづく。



 
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